有料老人ホームっていくらかかるの？

有料老人ホームは、通常「入居一時金」が必要です。

その額は0円から1億円超のところまでさまざまです。

年齢によって金額設定を分けているところもあります。

最近は0円のところも増えているのでが、そうなると、当然、月々の料金は高くなります。
「居住費」は、一般的な住宅と同じように、立地条件などで高低があります。

「食事」も介護保険施設に比べて高めのところが多いです。
介護付き有料老人ホームでも「介護」は介護保険を利用して施設の職員からサービスを受けることが出来るのですが、法定の人員基準より手厚い配慮になっているところもあり、
そうなると別途料金がかかります。
これは、「上乗せ介護サービス費」と呼ばれています。

さらに、定められた以上のサービスを利用すると、「オプション料金」が発生します。

例えば、入浴が３回と決まっているのに、４回を希望するとオプションとなります。

その他にも、規定回数以上の病院付き添いや買い物代行などにも料金が生じます。
介護保険で「自立」に該当する人が「介護付き有料老人ホーム」に入居すると、「自立支援」などの名目の介護費が発生する場合があります。
提供されるサービスが介護保険でカバーされないためです。
また、介護保険施設にはない「管理費」という項目があります。

一般的な賃貸住宅では共用部分の維持・管理の費用を指しますが、有料老人ホームでは、それに加えて、事務やサービス提供のための人件費が含まれます。

豪華な共用空間の上に人件費が入っているため。管理費だけで１カ月20万円超のところも珍しくありません。