雑学

トンボはどうやってエサの昆虫を捕まえるの?

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トンボのエサといえば、昆虫ですね。

ところで、トンボはどうやってエサの昆虫を捕まえて、どのようにして食べるのでしょうか?

トンボの顔をじっくり見てみると、大きな目と目の間にかなり大きな口があるので、この口で飛んでいる昆虫をパクリとくわえてムシャムシャ食べるように思えるのですが、そうではありません。

エサの捕獲に使うのは、口ではなく6本の脚なのです。

その脚は剛毛に覆われていて、非常に頑丈に出来ているのです。

この脚の先をすぼめて虫カゴのようにし、その中に昆虫を捕らえ、適当な木の枝まで運んでいきます。

そこでおもむろにエサを口でくわえて食べるのです。

トンボは左右に前後2枚ずつの羽がありますが、前の羽の動きを後ろの羽の動きが追いかけていく仕組みになっているので、非常に滑らかに飛ぶことができます。

そのため、とんぼ返りも自由自在です。

羽がはばたく回数は毎秒20~30回くらいです。

速いトンボだと時速80㎞近いスピードが出せるのだそうです。

また、トンボの異様に大きな瞳は、たくさんの目が集まった複眼です。

目の数はざっと1万から3万個あります。

半円形の表面に、こんなにも膨大な数の眼がついています。

おまけに、複眼の前方には3つの単眼もあるのです。

だから、トンボはかなり眼がいいのです。

15メートルから20メートル先でモソッと動いた小さな虫でも見逃しません。

トンボが近くも遠くも見ることができるのは、複眼の上半分が遠視で、下半分が近視になっているから。

また、複眼が半球形をしているおかげで、視野は抜群に広いのです。

上下左右のものが同時に視界に入ってくるのです。

唯一の弱点は真後ろで、こればっかりは複眼の視界でも届かないのです。

トンボを捕まえる時は、真後ろからそっと捕まえるのが基本ですよ。

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