養鶏場のニワトリは、狭い部屋に押し込まれて、平均10日に8個のタマゴを生むそうです。
本来、タマゴを生むのは繁殖期だけなのですが、人間によって1年間タマゴを生むように改良されてしまったのですね。
おかげで、タマゴが安くなっているんですけど…。
そんなニワトリには、野生の面影なんてないですよね。
「コケコッコー」にしても、本来、オスのニワトリがよく通る声で鳴くのは、繁殖期だけなのだそうです。
ニワトリの先祖であるセキショクヤケイも、繁殖期になると、自分の縄張りを主張し、メスを誘うために、けったましく鳴きます。
ニワトリが1年中鳴くのは、家畜化され品種改良が進んだからなのだそうです。
しかし、ただ一つ、決して夜中に鳴かないことだけが、野生の名残とのこと。
敵を警戒して、危険な夜が明けない限り、安心して鳴けないからだそうです。