雑学

ラジオ体操はどうして始まったの?

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夏休みになると、車でラジオ体操の歌を流して、

ラジオ体操の広報をしていきますね。

ラジオ体操の歌とは、

「新しい朝が来た、希望の朝だ...」という歌です。

この音楽を聞くと、

小・中学生は夏休みになったんだなと、

思いますね。

ラジオ体操は、1928(昭和3)年、

日本体育協会・NHK・当時の逓信省簡易保険局の三団体が話し合い、

国民の健康増進を目的として考案された体操です。

アメリカのメトロポリタン保険会社で行われていた体操を参考にしているそうです。

メトロポリタン保険会社は、ニューヨークの自社ビルにスタジオを設置し、

3つのラジオ局を通じて早朝に体操のためのピアノ放送を流していました。

この効果はてきめんで、

受信地域の20パーセントものラジオ体操実施者を生み、

女性にはダイエットに有効だということで人気も高まり、

体操によって死亡率も下がったと言われています。

このメトロポリタン保険会社の体操を日本に紹介したのは、

逓信省簡易保険局課長の猪熊貞治氏と進藤誠一氏だそうです。

簡易保険は、1916(大正5)年に、

資力に乏しい庶民であっても利用できるようにと、

健康診断なし、月掛け、集金を旨として創設されたものでした。

そういえば、郵便局の人が簡易保険の集金に家に来ていましたね。

簡易保険のような生命保険事業は、

被保険者の健康が維持され、

しぼうが低くなければ成立しません。

この当時の日本は、

肺結核や伝染病で死亡する人が多い時代でした。

そのため、簡易保険の存続が危惧されていました。

そこで、全国に健康相談所(保健所の前身)が設けられ、

巡回健康相談の実施や結核予防運動を助成したりしていました。

このような情勢のなか、

ラジオ体操によって死亡率を下げたといわれいるメトロポリタン生命保険にならって、

ラジオ体操の採用に至ったのだそうです。

現在、日本で親しまれているラジオ体操(第一体操)は、

1951(昭和26)年に確立されたそうです。

1952(昭和27)年には、第二体操が誕生しています。

私が子どもの頃は、

夏休みの長い間、毎朝ラジオ体操を行っていた記憶があるのですが、

最近は、夏休みの最初の一週間くらいしか実施していないようです。

なんといっても、大人がなかなかできないと言うのが大きいですね。

私の地区では、子ども会育成会が主に行うのですが、

同じ時期にソフトボール大会の練習もあるため、

大人が別れて対応しなければならないので、

人手不足になってしまうんですよね。

また、ラジオ体操は、6時30分からの生放送なのですが、

別の時間にCDなどで、ラジオ体操を流している会社などもありますね。

ラジオ体操もきちんとやると効果があるんですけど、

なかなか続かないんですよね。

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