野原でクローバーを見つけると、思わず四つ葉のクローバーを探してしまいませんか?
四つ葉のクローバーには、幸せになれるといわれていますね。
どうして、四つ葉のクローバーを見つけると幸せになれるのでしょうか?
クローバーは、マメ科の植物なんですが、
ここでいうクローバーとは、「シロクローバー」のことです。
日本には、江戸時代に医療器具などを輸入する際、梱包用の詰め物として渡来したのです。
今なら検閲で、外来品種として、除外されてしまいますね。
梱包用の詰め物として渡来したため、和名が「ツメクサ」となり、
ここから、シロクローバーは、「シロツメクサ」といわれるようになりました。
クローバーは、キリスト教における「三位一体」の象徴なのです。
三位一体とは、父・子・精霊の三つの存在が、一つにまとまっているということ。
父というのは神様のこと。
子とはイエス・キリストのこと。
精霊とは、不思議なパワーみたいなもの
のことです。
一説によると、アイルランドの聖人パトリックは、父と子、そして聖霊が三にして一であるのは、クローバーが三つの葉をもちながらも一本の柄でつながっているのと同じことだと説いたのだそうです。
そして、四つ葉のクローバーは、なかなか見つからないことや、十字架の形に似ていることなどから「幸運のシンボル」とされたのです。
クローバーの葉は、三枚や四枚だけでなく、もっと多い場合があります。
五つ葉は、「経済繁栄」
六つ葉は、「地位・名声」を手に入れる幸運
七つ葉は、「無限」の幸運
と言われています。
七つ葉が「最大のラッキー」なんですね。
八つ以上葉があったらどうなるんだろう。
三つ葉よりも葉の多いクローバーを探すためには、
日陰に生えているクローバーを探すと良いそうです。
日当たりが悪いとクローバーは葉の数を増やして光合成の率を上げるしかないため、
日当たりの良よい場所よりも四つ葉以上のクローバーの出現率が高まるのだそうです。