高齢者の多くは、
住み慣れた自宅で生活していきたいと思っていますね。
自分の身の回りのことができている間はもちろん、
介護が必要になっても、
自宅なら自由に過ごせると考えているからですね。
でも、
自宅の環境によっては、
高齢になるにつれて、
住み続けることが難しいケースっもあります。
自宅でもケガをする恐れがあります
高齢者の不慮の事故は、
交通事故よりも、
自宅内で起きる事故の方が多いのです。
自宅での事故件数の上位の3つは、
転倒・転落、誤嚥などによる窒息、
入浴中の溺水です。
私の母は、
自宅での入浴中に亡くなったのですが、
溺水ではなく、
心筋梗塞でした。
なぜか、浴槽に水が入っていませんでした。
このように、
住み慣れた自宅が危険と隣り合わせになりかねないことがあります。
自宅での事故を避けるための対策
自宅での事故を避けるための対策として、
転倒・転落をぼうしするためには、
よく過ごす部屋の片づけや
コードなどにひっかからない工夫、
手すりの設置などがあります。
浴室の溺水防止のためには、
浴室の改修が必要になることもあるでしょう。
しかし、
介護リホームする場合は、
けっこう費用がかかりますし、
賃貸住宅のの場合は、
リフォームすることもできません。
このような理由から、
高齢者住宅・介護施設(老人ホーム)への入居を検討する人は少なくありません。
誤嚥などが起きた場合も、
介護施設などであれば、
すぐに気づいてもらいやすくなりますしね。
老人ホームには、
元気なうちに入居できる高齢者向け住宅や
自立型の有料老人ホームから、
介護が必要な人が住む介護しせつまでさまざまなタイプがあります。
また、
介護の本にほとんど乗っていませんが、
経済的に困っている人を
市区町村が入所を決定する
養護老人ホームもあります。
まとめ
自宅に住み続けるか、
それとも老人ホームに移り住むかは、
介護の必要性と現在の生活環境の安全性を考えあわせて、
総合的に判断しましょう。