BPSDの悪化や住環境によって、
在宅での認知症ケアは難しい場合がありますね。
いろいろな事情で在宅での認知症ケガが困難なときは、
認知症に対応する介護施設の入居を検討しましょう。
また、
症状が進行する前からグループホーム(認知症対応型共同生活介護)などで専門の介護を受けるという選択もあります。
しかし、
認知症の人は家族の名前や顔も忘れても感情やその人らしさはしっかり残っていますので、
意思疎通が難しい症状に見えても、
本人を無視して手続きを進めることは避けましょう。
認知症に対応する介護施設
グループホームのほかには、
特別養護老人ホーム(特養)、
介護付き有料老人ホームなどがあります。
有料老人ホームのなかには要介護度や認知症の症状の変化に応じでフロア分けしているところもあります。
サービス付き高齢者向け住宅や
介護型ケアハウス
にも認知症高齢者の受け入れ可能な施設があります。
介護施設に入居するときの心構え
介護施設に入居するときは、
認知症の経過、
現在の症状、
BPSD軽減のためにも本人のお経歴や性格、
これまでの介護の状態をできるだけ詳しく施設に伝えましょう。
施設内で行われる認知症ケアの方法と医療との連携について聞いておきましょう。
入居後に認知症が進行して、
他の入居者に迷惑がかかってしまう問題行動が認められるときに退去しなければならなくなるときがあるので、退去要件もしっかり確認しておきましょう。
症状が安定していないときは、
介護施設入居前に、
認知症治療病院に入院するということも考えられます。
まとめ
・認知症ケアのある施設には
①グループホーム
②特別養護老人ホーム(特養)
③介護付き有料老人ホーム
がある。
①サービス付き高齢者向け住宅
②介護型ケアハウス
でも受け入れ可能が施設がある。
・入所する時は
①本人の状況
②認知症ケアの方法
③医療との連携
③退所要件
などを確認しておく。
・認知症治療病棟も検討する。