住宅宅型有料老人ホームは、高齢者が安心して暮らせる環境が整った、住宅型の民間施設です。
施設により入る際の条件は異なりますが、おおむね60歳以上であれば、自立の人でも入居できます。
食事や家事の支援、レクリエーション、リハビリテーションといったサービスをうけることができます。
施設内の介護サービス費は、月額利用料として、また別途基本サービス料として支払うなど施設によりさまざまです。
必要とする介護は、基本的に介護保険サービスでデイケアといった外部サービスを利用した分のみ支払います。
以前は、自立しあ人の利用が一般的でしたが、最近では外部との連携を図り、介護・医療サービスを充実した施設も増えています。
要支援・要介護者の受け入れも積極的に行われています。
しかし、介護・看護職員の配置に関する基準はないので、認知症の対応なども施設によって異なります。
寝たきりになどになった場合は、退去となるケースもあるので事前にしっかり確認しましょう。
費用の目安は?
入居時に一時金、入居後は月額利用料(家賃・管理費・食事など)を支払い、介護は外部の事業所と契約。
利用した分の介護保険サービス費(自己負担額1~3割)を支払うのが基本的な費用の考え方です。
入居一時金は、0~1億円、月額利用料は10~40万円と金額の幅は広く、なかにはパッケージ化された介護サービスを用意するところがあるなど、費用もサービスの内容も、施設によりさまざまです。
(例)
初期:一時金 0~1億円
月額:
月額利用料(家賃・管理費・食費など) 10~40万円
介護保険サービス費(自己負担額)2万7千円
※デイケアなど、利用した分のみの1割負担の場合
日常生活費 実費
月額合計 12万7千円~42万7千円