先日、施設に消防署の職員に来ていただいて、心肺蘇生法やAEDの使い方についての救急
講習をしていただきました。
救急講習を施設に来て教えてくださいとお願いしたところ、消防署の方へ来てくださいと
のこと。
その旨を施設長に伝えると、「ダメだ!施設に来てもらって教えてもらえ!俺が電話す
る!」とのこと。
消防署の担当者は、若い署員だったので気の毒です。
施設長のお願い?が効いたのか、施設へ来て教えて下さることになりました。
消防署から修了証をもらうことができる救急講習は3時間かかるそうです。
今回は、仕事の途中での研修なので、1時間30分の講習をお願いしました。
交替勤務なので、2日に分けて教えていただくことになりました。
以前受けた救急講習では、
1.反応を確認する。
(耳元で「大丈夫ですか」などと呼びかけながら軽く肩をたたき、反応があるかないか
をみます。)
2.助けを呼ぶ
(反応がなければ大きな声で助けを求めます。)
3.呼吸の確認 (10秒以内で胸や腹部の上がり下がりをみて、普段どおりの呼吸をしているか判断し ます。)
4.胸部圧迫
(胸の真ん中を、重ねた両手で1分間に100回~120回のテンポで30回、胸が5
㎝沈むように圧迫します。)
「強く、早く、絶え間なく」
5.気道確保
(片手を額にあて、もう片方の手の指2本をあご先にあてて頭を後ろにのけぞらせ、あ
ご先をあげます。)
6.人工呼吸
(気道を確保したまま、鼻をつまみ息を1秒かけて吹き込みます。いったん口をはなし、
もう1回吹き込みます。
7.心肺蘇生の継続
(胸骨圧迫を30回行った後、人工呼吸を2回行います。これを交互に繰り返しま
す。)
8.AED
(電源を入れ音声メッセージの指示にしたがって操作します。電極パッドを貼り、自動
解析後電気ショックが必要ならばショックボタンを押します。)
9.心肺蘇生の再開
(心肺蘇生とAEDの繰り返し)
というのが、いままでの救急救命(心肺蘇生法)のやり方で、
胸骨圧迫(心臓マッサージ)を30回して、人工呼吸を2回するのを交互に繰り返すとい
うのが基本だったのですが、
現在は、人工呼吸は可能であればやってくださいという程度で、必須ではなくなっている
のだそうです。
ひたすら胸骨圧迫(心臓マッサージ)を継続して下さいとのことでした。
AEDの説明書にも、”人工呼吸は自信のある方のみ行ってください。”と書いてありまし
た。