海の浅瀬には、イソギンチャクやウニ、ウミウシなど不思議な形をした生物が多いですね。
なかでも不思議なのは、ヒトデですね。
たいていのヒトデは5本の腕を星形に広げていますが、9本腕のニチリンヒトデや極端に腕が細い形のクモヒトデなどの変わり者もいます。
どのヒトデにも共通しているのは、中央の下側に口があり、ここから小さなエサや海水を取り入れているのです。
腕の先には目の役割をする細腕もあります。
星形の中央から腕の先端にかけて管足があり、ヒトデはこの管足をいろいろな作業に使うのです。
伸縮を繰り返して歩いたり、においをかいだり、ものに吸い付いたりします。
そして、二枚貝を捕るときにも使います。
まず、貝に吸い付いて殻をひっぱります。
そして、少しでも抵抗をゆるめた隙に胃を口から外に伸ばし、エサとなる貝の割れ目に押し込んでしまうのだそうです。
そして、すかさず消化液を送り込み溶かして食べつくしてしまうのです。
ヒトデは、表面に細かいトゲがたくさん生えている棘皮動物なのだそうです。