日本初の運動会が開かれたのは1874(明治7)年です。
東京の築地にある海軍兵学校で、イギリス人教師の指導により開かれました。
当時は「競闘遊戯会(きょうとうゆうぎかい)」という名前でしたが、「体操会」、「体育大会」などという名前を経て少しずつ全国の学校に広がり、「運動会」とう名前が定着したのだそうです。
多くの学校で秋に開催されますが、最近では秋ではなく5月ごろに行う学校が増えていますね。
明治時代の運動会には、パン食い競走や綱引き、騎馬戦、棒倒しなど現在でも残っている競技がすでにあったそうです。
運動会ではどうして万国旗を下げるの?
運動会が日本で行われるようになった明治時代、日本にやってくる外国の船は、友好の証として自分たちの国の国旗だけでなく日本の国旗も掲げていたそうです。
さらに当時から日本も参加するようになった「万国博覧会」では、さまざまな国の旗が掲げられていました。
それを小学校などの運動会でまねをするようになったのだそうです。
さらに、運動会だけでなく、さまざまなイベントで、華やかで明るい雰囲気を演出するために万国旗が使われるようになっていますね。
ちなみに、運動会では小学校の生徒たちが作った万国旗が使われますが、売っている万国旗は、日本から始まり、アメリカで終わっているようです。