タツノオトシゴの赤ちゃんは、お父さんのお腹から生まれてきます。
メスのタツノオトシゴは、オスの保育用の袋(育児嚢(いくじのう))の中に産卵し、オスが育てるのです。
メスは産卵すると、どこかに行ってしまうのです。
バトンタッチされたオスは、卵をお腹に抱え、やがて袋の中の赤ちゃんがいっぱいになると、一匹ずつ外に送り出すのです。
タツノオトシゴには天敵があまりいないおうで、タツノオトシゴの赤ちゃんが海中を漂っても襲われることはほどんどないそうです。
タツノオトシゴと同属のヨウジウオも、メスがオスのお腹の袋の中に卵を産みつけます。
卵はこの袋の中で受精卵となり、17日~21日ほどで稚魚が誕生します。
ヨウジウオは、タツノオトシゴとは違い、オスはまったく育児をしないそうです。
そういえば、タツノオトシゴって安産のお守りじゃなかったっけ?