ホタルは、およそ2000種の種類がいるそうです。
そのうち約40種が日本に生息しているとのことです。
代表的なのは、ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタルといったところですね。
なかには、ベニボタルのように発光器のないものや、クサボタルのように幼虫の時しか光らないもの、カラフトボタルのようにメスしか光らないものもあります。
たいていのホタルは、腹部の後ろ端に発光器がついていて、発光物質が空気に触れて参加することによって点滅しているのです。
点滅はかなり素早く、ゲンジボタルで1分間に80回。
ヘイケボタルは120回で、0.5秒に1回光っているので、人間の眼にはほとんど光りっぱなしのようにも見えます。
発光は求愛の信号で、まずオスが飛び回りながら光り、メスがそれに返事して光るといった具合です。
相手を間違えないように、種類によって光り方が違うのです。
発光器のしくみについては、まだ解明されていない点もありますが、不思議なことに死んでも光は放たれるのだそうです。
死んだホタルの発光器を乾燥させて保存しておくと、その働きは失われないそうです。