最近は、正座する機会が減りましたが、それでもお茶会や法事など、正座をする機会はまだまだありますね。
長時間の正座で足がしびれて、立とうとしたら、足ががくがくで転んでしまいそうなんてことはありませんか。
どうしたら長時間正座をしても、足がしびれずに済むのでしょうか。
服装が重要で、男性の場合はぴっちりしたズボンではなく、ゆったりしたものの方が足はしびれにくいそうです。
女性の場合は、ヒザが隠れるぐらいの長めのスカートのほうが足はしびれにくいとのこと。
しびれは、足の血流が停滞することによって起こります。
だから、ジーンズやタイトスカートのような、きつく締め付けるような服装はさけたほうがいいのだそうです。
正座をする時のベストな服装は和服だそうです。
日本の伝統意匠である着物は、実は締めつける個所が少なく、長時間の正座でも楽なのです。
しびれを防ぎ、美しい正座をするためには、足首で円を作って、その中にお尻を納めるといいそうです。
こうすると足に体重がかからず、重心が後ろになるので背筋も伸びて美しく見えるのだとか。
足の左右の親指を重ね合わせて、ときどき上下を入れ替え、ヒザはぴったりつけないようにしましょう。
女性なら3~4㎝、男性ならこぶし1個分あけるとしびれにくくなるそうです。
それでもしびれてしまったら、立ち上がる前に爪を立て、カカトの上に体重を乗せた姿勢で、しばらく雑談でもしてしびれを取りましょう。
立ち上がってすぐに前進するとバランスを崩して転ぶ可能性が高いので、一度、後ろに下がってから歩き出すのがコツだそうです。