ベクレルというのは、放射線を出す能力の量を表す単位のことです。
1秒間に1個の核分裂が起きて放射線が出る量が1ベクレルです。
シーベルトは放射線によって受けるダメージを数値にした単位です。
実際の被爆量は、シーベルトで換算します。
つまり、私たちはシーベルトを知っていれば、どれぐらい人体への影響があるのかわかるのです。
放射線の測定にはガイガーカウンターという機器を使います。
しかし、専門家でないと正しい数値は測れません。
放射線は、α線、β線、γ線などの種類があって、ガイガーカウンターは、人体に影響のないα線も、影響の大きいγ線も区別しないでカウントしてしまうのです。
また、γ線はガイガーカウンターを通過し、測定しない場合もあります。
さらに放射線は、一定の割合で出ているのではなく、強くなったり弱くなったりランダムに出るので、1回の測定では正確な数値は測れないのです。
しかし、東日本大震災で、福島県の被爆以来、いろんな線量計が出てきていますが、値段が高いからと言って精度が高いというわけでもないそうです。