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コンビニと神社どっちが多い?

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コンビニは、日本フランチャイズチェーン協会にると、日本全国に約5万4000店舗あるそうです。

それに対して、神社は8万8000社あるといわれてます。

さらに、寺院は、約7万5000軒だそうです。

神社が圧倒的に多いんですね。

日本の8万8000社の神社は、かつてランキングがありました。

それは、「近代社格制度」といい明治維新のときに定められたのです。

その基本となっているのは、平安時代の延長5(927)年に完成した、当時の法律宗で、全50巻からなる『延喜式』です。

『延喜式』の中に日本各地の神社の名簿があるのです。

編纂にあたった担当者が、特に重要視して記されたとされているものです。

『延喜式』に掲載されている神社は「式内社」と呼ばれ、神社界では権威のある存在とされていました。

少なくても1000年以上の歴史のある神社なので、格式が高いのはあたりまえなんですけどね。

式内社の中にも、上から官幣社、国幣社、別格官幣社、府県社、郷社、村社というように「社格」が細かくランク分けされていました。

これらは、戦後になってGHQによって廃止されたのですが、いまでも「官幣大社」「国幣大社」などと記された社号標が境内に建っていることがあります。

戦後、近代社格制度に代わって導入されたのが、「別表神社」です。

神社本庁がとりわけ重要視する神社を特別に指定したもので、その数はおよそ350社のみです。

神社本庁が神職の進退などの「人事」にも介入するといわれています。

春日大社、熱田神宮、出雲大社、明治神宮などの16社は、「勅祭社」にランクされていて、祭礼のときに天皇から勅使が遣わされるのだそうです。

神社本庁とは、行政組織ではなく、民間の宗教法人で、各都道府県に神社庁があり、日本にある神社のうちのおよそ8万社を傘下にしているそうです。

日本の神社は、約8万8000社ですから、ほとんどの神社を傘下にしているんですね。

しかし、すべての神社が神社本庁に所属しているわけではありません。

日光東照宮や伏見稲荷大社、八坂神社などは、所属しておらず単立神社と呼ばれています。

氣多大社は、宮司の神社の人事について神社本庁と揉めた末に訴訟となり、神社本庁の参加から離脱しました。

しかし、このランキングと関係のない神社がただひとつあります。

そうです、伊勢神宮です。

伊勢神宮は、神社の中の神社として、特別な聖地であるとされ、神社本庁も「本宗」と崇めているのです。

日本には、同じような名前の神社がたくさんありますね。

〇〇八幡宮、〇〇天満宮、〇〇稲荷などなど。

このような神社は、大元・総本山となっている、いわば「本店」があり、そこから暖簾わけのような形で、ご祭神を「分霊」したものです。

これを勧請(かんじょう)といいます。

霊は分けてもそのパワーを失わないという考えがもとになっているそうです。

稲荷神社の元締めは、京都の伏見稲荷大社です。

トンネルのようなたくさんの鳥居が有名ですね。

稲荷神を祀る神社として有名です。

狐がシンボルになっていますが、本来は女神なのです。

狐はこの稲荷神の使いなのです。

もともとは、穀物、稲作の神様でしたが、いまでは農業や漁業だけでなく産業全般の神、商売繁盛の神として崇められています。

日本全国に3万の稲荷神社があるといわれています。

八幡神社の総本山は、大分県の宇佐八幡宮です。

ご祭神の八幡大神は、応神天皇の霊だと伝えられています。

武士のような存在で、家が繁栄すると信じられており、日本全国に分霊されていったのです。

八幡神社は日本で最も多く、4万の分社があるそうです。

稲荷神社と八幡神社が神社のほとんどなんですね。

天満宮は、福岡の太宰府天満宮と、京都の北野天満宮のふたつが総本山です。

平安時代の貴族で、「学問の神」と称えられた菅原道真を祀っています。

学問の神なので、受験シーズンになると学生さんたちが参拝に訪れますね。

天満宮、天神社は全国に1万2000社あるそうです。

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