正月というのは、
本来、その年の豊穣を司る歳神様をお迎えする行事だそうです。
現在は、1月1日から1月3日までを三が日、
1月7日までを松の内、
1月1日から1月7日までを正月と言っています。
ちなみに元旦の旦の漢字が、日と地平線(一)からできている文字で日の出を表すことから、
1月1日の朝のことであるという意見もありますが、
元旦とは「一年のはじめ」という意味だそうです。
前出のように正月とは、家に歳神様をお迎えして祝う行事で、
正月に門松やしめ飾り、鏡餅を飾ったりするのは、
すべて歳神様を心から歓迎するための準備だそうです。
ご先祖様の祖霊が春になると「田の神」に、
秋が終わると山に帰って「山の神」に、
正月には「歳神」になって子孫の繁栄を見守ってくれているのだそうです。
むかしむかしは、お盆の半年後にやってくる正月は、
お盆と同じく先祖をお祀りする行事だったのだそうです。
仏教が伝来してから、
お盆が仏教行事の盂蘭盆会と融合して先祖供養の行事となり、
正月は歳神を迎えてその年の豊作を祈る神祭りとなってはっきり区分されるようになったのではないかと言われています。
旧暦では、正月は、立春すなわち春の始まりでしたので、
新しい春を迎え芽が出るということで、めでたい(芽出度い)という言葉ができたそうです。
現在は、目出度いと書きますけどね。
新年にいう「明けましておめでとうございます」という言葉は、
年が明けて、歳神様を迎える際の祝福の言葉だったのだそうです。
神様への感謝の言葉を人々の間で交わすことにより、
心から歳神様を迎えたことを喜びあったのだそうです。
お正月が先祖でもある歳神様をお迎えする行事だとして、
神社に初詣をして、歳神様とケンカしないのかな。
ちょっと心配になりましたね。
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