「卵」とは、生物が効率よく子孫を残すために、
体外に排出した殻のついた生殖細胞のこと。
「卵」の中で、
食料として扱われることの多い鶏の卵を
調理して加工したものを「玉子」と呼ぶのです。
鶏の卵でも、
殻に入ったままのものは「卵」で、
調理すると「玉子」になるのです。
玉子焼き、錦糸玉子などですね。
しかし、この説には異論もあって、
地方によっては、
卵を調味料と混ぜて熱した「玉子焼き」のことを、
「卵焼き」と表記するところもあります。
「たまご酒」の場合は、
日本語の達人である明治の文豪たちの間でも
「卵酒」派と「玉子酒」派に分かれています。
もともとは、「卵」はたまご全般のことで、
殻に入った鳥のたまごの丸い形から「玉の子」で「玉子」となったものだそうです。