ケアマネジャーは、
介護支援専門員のことで、
略してケアマネと呼ばれます。
正確には、
ケアマネジャーで、
ケアマネージャーではありません。
これは、
厚生労働省のお役人が、
care managerの訳を
ケアマネジャーとすると
決めたからです。
「介護が必要になった人の立場になって、
介護サービス事業者との調整を行い、
ケアプランを作成する専門職」
です。
主治医との連携や
介護認定の更新・変更の
申請代行も行います。
ケアマネジャー業務の費用は
全額介護保険から給付されるので、
利用者の自己負担はありません。
ケアマネジャーはどう選べばいいの?
在宅介護でのケアマネジャーは、
「在宅介護支援事業者」
に所属しています。
始めてケアマネジャーを選ぶ時は、
地域包括支援センター(包括)で、
事業者リストを受け取り、
事業者の規模や併設サービスの有無を
比較して検討しましょう。
ケアマネジャーは介護生活のメインとなる存在です。
相談しやすく、
納得できるケアプランを示してくれる人を選びましょう。
連絡が取りやすくフットワークがあり、
行政サービスや介護保険以外のサービス知識が豊富であれば、
なお心強いです。
ケアマネジャーを探すときは、
近所で介護サービスを利利用している人たちの評判を
参考にするのもいいですね。
ケアマネジャーは、変更が可能です。
合わないときは
同じ事業者で別のケアマネジャーに依頼するか、
別の事業者に変更して、
前の事業者へ連絡してもらいます。
ケアマネジャーを変更しても利用中の介護サービスは継続可能です。
要支援のケアマネジャーは、原則的に地域包括支援センター(包括)になります。
他の介護サービス事業者のケアマネジャーに委託する場合もあります。
また、
地域密着型サービスの
小規模多機能型居宅介護やグループホーム、
介護保険施設などに入居したときは、
その施設に所属するケアマネジャーが自動的に担当になるので、
選ぶことはできません。
どんな人がケアマネジャーになっているの?
医師や看護師、保健師、介護福祉士などの国家資格保有者
又は、生活相談員など施設等必置の相談援助業務従事者で、
5年以上かつ900日以上の実務経験をしていて、
ケアマネジャー(介護支援専門員研修受講試験)に合格し、
実務研修(15日間講習+3日間実務)を終了した人が、
ケアマネジャー(介護支援専門員)の資格を取得できます。
ケアマネジャー試験は、
国家資格ではなく、
県の資格になっています。
合格率20%以下の狭き門です。
ケアマネジャー試験に合格しても
すぐにケアマネジャーになれるわけではなく、
正確には、
介護支援専門員実務研修受講試験ということから分かるとおり、
研修を受けることができるという試験です。
ケアマネジャー試験に合格して、
研修を受けないと
ケアマネジャーにはなれません。
研修を修了して初めて、
ケアマネジャーの業務を行うことができます。
居宅介護支援事業者とは
・ケアマネジャーが所属している
・介護サービスを利用するためのケアプランを作成してサービス提供事業者との連絡・調整を行う事業者
・併設するサービス提供事業者を持つ事業者と、持たない事業者とがある