デイケアとデイサービスの一番の違いは、
デイケアは医療施設で行う介護サービスで、医師が常駐していることです。
内容はリハビリ・体調管理で、リハビリには主治医の指示が必要です。
施設によっては、リハビリ以外のサービスを行っていない場合があります。
デイサービスは、福祉施設で行うもので、医師は常駐していません。
内容も施設によって、いろいろな特徴があります。
デイケア、デイサービスともに利用は要介護1以上が条件です。
要支援1・2の方は介護予防デイケア、デイサービスが利用できます。
デイケア、デイサービスともに、
朝、自宅まで車に迎えにきてもらい、施設(医療機関)に行って食事や入浴、リハビリや機能訓練、レクリエーションといった介護サービスを受け、夕方に自宅に送ってもらうとう流れになります。
もう少し短い3~4時間の利用や、リハビリだけ、入浴だけ、といったニーズに応えてくれる施設もあります。
日中、利用者本人が介護スタッフのもとで充実した時間が過ごせることや、自宅で介護をする家族の負担を軽減できるのが魅力です。
デイケア
サービスの主な内容
介護老人保健施設や病院などの医療機関に通い、主治医の指示を受けてのリハビリを行います。
入浴や昼食、レクリエーションのプログラムがない施設もあります。
スタッフ
医師・看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など
身体の機能回復に、医学的な管理・サポートが必要な人に向いています。
自己負担額の目安(1割)
一般的な規模の事業所で 6時間以上7時間未満の場合
要介護1 667円(1回)
要介護2 797円(1回)
要介護3 924円(1回)
要介護4 1,076円(1回)
要介護5 1,225円(1回)
利用までの主な流れ
①ケアマネジャーに相談・施設見学
②通所を決めたら、主治医に紹介状を書いてもらう
③見学参加(原則4回以上)※希望者のみ
④施設のデイケア担当医師の面接を受ける
(心理検査がある場合もあります。)
※施設により異なります
⑤施設側が受け入れについて調整・検討の会議を行う
⑥施設との契約後、利用開始
デイサービス
サービスの主な内容
デイサービスセンターや特別養護老人ホームなどの福祉施設に通い、入浴、食事、機能回復のための訓練、レクリエーションを行います。
スタッフ
看護師・生活相談員・機能回復訓練指導員・介護職員など
日常生活における機能の回復や、体調管理に支援が必要な人に向いています。
自己負担額の目安(1割)
一般的な規模の事業所で 7時間以上8時間未満の場合
要介護1 645円(1回)
要介護2 761円(1回)
要介護3 883円(1回)
要介護4 1,003円(1回)
要介護5 1,124円(1回)
利用までの主な流れ
①ケアマネジャーに相談(施設見学)
②施設との契約後、利用開始