アレルギーとは、体の中に異物(アレルゲン)が入ってきたときに、体を守ろうとした免疫系が過剰に反応してしまう現象です。
免疫力が強すぎるから、アレルギーが起こるという人がいますが、実はその逆なのだそうです。
アレルギーを発症しやすいのは、免疫力が低い人という傾向があるそうです。
ケンカをしても勝てない人が、ムキになっているようなイメージなんだそうです。
アレルギーを防ぐためには、アレルゲンに近づかないのが一番です。
食物アレルギーにならないためには、原因食品を食べないことが一番。
特にアレルギーを起こしやすい食品7品目というのがあり、表示が義務付けれれています。
この食品は、「特定原材料」と呼ばれています。
①卵
②牛乳
③小麦
④エビ
⑤カニ
が症例が多いもので、
⑥そば
⑦落花生
が重症化しやすいものです。
また、「特定原材料」に次いでアレルギーを引き起こしやすい「特定原材料に準ずるもの」として、
①オレンジ
②キウイフルーツ
③クルミ
④大豆
⑤バナナ
⑥マツタケ
⑦桃
⑧山芋
⑨リンゴ
⑩ゼラチン
⑪アワビ
⑫イカ
⑬イクラ
⑭牛乳
⑮サケ
⑯サバ
⑰鶏肉
⑱豚肉
があります。
こちらの表示は、義務ではありませんが、「可能な限り表示されることがよい」とされています。
食品ごとにアレルゲンも異なりますし、症状にも個人差があります。
小麦アレルギーは、小麦グルテンがアレルゲンなのですが、小麦グルテンに含まれる成分のどれに反応するかは、人それぞれなのです。
じんましんなどの軽い症状ですむ人もいれば、少量なら症状が出ないという人がいる一方、重症化する人もいます。
乳児期によく多くみられる卵、牛乳などのアレルギーは、胃腸が成長して免疫力が高まるにつれてほとんどの人が治るようです。
それに反して、魚介アレルギーや果物アレルギーは、大人になるにしたがって増えています。
しかし、その詳しい原因はわかっていません。
キス・アレルギー
愛しい恋人とキスをしたら、アレルギーが発症したという事例があります。
実は、これはキスをする直前に食べたものが原因です。
相手の唇に残ったアレルゲンに反応してしまったのです。
このキスによって死亡してしまったという事例もあります。
恋人には、どんな食品によってアレルギーが発症する恐れがあるかを話しておきましょうね。