ショートステイとは、要介護認定を受けている高齢者が、施設に短期間宿泊して、介護や機能訓練などを受けるサービスです。
介護者が病気やケガで介護できない、冠婚葬祭で出張で不在になるといった場合に、「連続30日以内」を限度に利用できます。
介護者が休息をとりたいときなどにも対応してくれます。
ショートステイには、
福祉施設に宿泊する「短期入所生活介護」と、
医療系施設に宿泊する「短期入所療養介護」がありますが、
その差は医療体制です。
「療養介護」の施設には医師が必ず配置されます。
「生活介護」の施設には医師の配置はないものの、一部施設では、看護師が滞在する、協力病院と連携するなどの体制で急な病などに対応しています。
インスリンの注射など日々の医療行為が必要な人は、対応の有無が利用施設選びの基準になります。
介護・福祉施設では利用者10人前後をユニット(グループ)として、ユニットごとに介護スタッフがつく「ユニット型ケア」が増えています。
隣接する個室10部屋前後に1つの居間(共有スペース)が配置され、個室で自宅に近い生活を送りながらも、今での交流を通して、社会生活を維持するのがねらいです。
1日あたりの自己負担額の目安(1割)
ショートステイ(生活介護)
従来型個室・多床室の場合
要介護1 649円
要介護2 724円
要介護3 802円
要介護4 877円
要介護5 951円
ユニット型個室・ユニット型個室的多床室の場合
要介護1 757円
要介護2 832円
要介護3 913円
要介護4 987円
要介護5 1,062円
ショートステイ(療養介護)
従来型個室の場合
要介護1 821円
要介護2 870円
要介護3 937円
要介護4 993円
要介護5 1,049円
多床室の場合
要介護1 901円
要介護2 953円
要介護3 1,020円
要介護4 1,075円
要介護5 1,133円
ユニット型個室・ユニット型個室的多床室の場合
要介護1 907円
要介護2 956円
要介護3 1,024円
要介護4 1,082円
要介護5 1,137円
利用までの主な流れ(例)
①ケアマネジャーに相談・見学
②利用を決めたら申し込み
③施設の支援相談員との面談で心身の状況を確認
④利用の可否の判定
⑤利用可能の判定が出たら、施設と契約
⑥利用開始