雪国の定番「融雪剤」。
名前は融雪剤ですが、積もった雪の上に撒いても、雪はほとんど消えません。
融雪剤が効果を発揮するのは、ツルツルに凍った氷に対してです。
融雪剤を氷の上に撒くと、氷に穴をあけて、舗装されている所まで届いてそこから氷を溶かしていきます。
そのため、塗装されていない場所の氷も溶けにくいのです。
融雪剤の主成分は、塩化カルシウムです。
そのため、地元では融雪剤を”塩”と言ったりします。
この融雪剤、冬になるとホームセンターなどで売られます。
一般に、10kgと20kg入りの袋があります。
10kg入りで1,280円、20kg入りで2,280円くらいです。
一般に袋からバケツなどに入れて使います。
しかし、春になっても残ってしまう場合があります。
袋を縛って保管しておくのですが、次のシーズンに使おうとすると、ほとんど固まってしまって使用することが出来ません。
そこでいい方法がないか考えたこころ、ペットボトルに小分けにして使用することにしました。
10kgか20kg入りの融雪剤を買ってきて、ジュースやウーロン茶などの空のペットボトルにに入れます。
そうすると、融雪剤を撒くときもペットボトルのまま使用できるので便利です。
数年前からこのようにしていますが、次の年も固まらずに使用することができます。
しかし、注意しなければならないことがあります。
融雪剤には「粒状」と「フレーク状」のものがあるのです。
ペットボトルを使用するときは間違ってもフレーク状のものを買ってはいけません。
ペットボトルに入れるときはジョーゴを使って入れるのですが、フレーク状だとなかなか入っていかないのです。
おすすめなのは、粒状のなかでも丸い粒状になっているもの。
こちらですと、ある一定の間隔で流し込むと詰まらずにペットボトルに入れることができます。
だいたい10kg入りの袋から、1.5リットルのペットボトルで6本くらいに分けることができます。
昨年、ホームセンターに入ったらペットボトル入りの融雪剤が売られていました、昨年はそれしか売っていなかったので購入しましたが、2kg入りで、598円とちょっと高めだったので、自分で小分けにしたほうがいいですよ。
ちなみに、融雪剤の袋の裏は「防塵剤」と表示されていて、グラウンドなどの砂ぼこりを抑えることもできるそうです。
昔は袋に「食品添加物」と書いてありました。
今は表示がないので、成分が変わったのかな?