漢方の考え方では、アレルギー性鼻炎は、お腹に溜まった「水」によって起こされると考えるのだそうです。
漢方では、体を維持する「気」「血」「水」の3つの要素のうち、どれかがバランスを崩したときに、症状が現れるというそうです。
アレルギー性鼻炎は、「気」「血」「水」のうち「水」のバランスが崩れた状態なのだそうです。
食生活の乱れなどから水のバランスが崩れると、お腹に水が溜まり、この水が汗や尿で十分に排泄できなくなります。
すると、顔のほうに逆流してきて、涙や目やに、たん、鼻水となって排出されます。
風邪でもないのに鼻がグジュグジュするのは、体に余分な水分が溜まって、逆流してきた証拠だというのです。
涙や目やにが多い、寝汗をかく、水太りである、体が冷えやすい、などの症状などもすべて「水」のバランスが崩れた状態で「水毒症」とよばれています。
水の動きを正常にしてアレルギー性鼻炎を抑えるには、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)という薬が最適だそうです。
私は40年以上アレルギー性鼻炎ですが、小青竜湯は飲んだことがありません。
小青竜湯は、西洋医学の面からも、鼻水の原因であるヒスタミンを抑える作用が認められているのだそうです。
今度飲んでみたいと思います。