自宅などのお風呂での事故で死亡する人は、交通事故で死ぬ人よりより多いって知ってました?
入浴で亡くなっている人は、交通事故で亡くなる人より4倍も多いのです。
・特に冬のお風呂は危険がいっぱいです
・入浴死・入浴事故は、高齢者で多く発生しています。
・寒い日に入浴事故は多く発生しています
・高血圧・脳卒中の人が注意が必要なのはあたりまえですが、持病がない人でも入浴死・入浴事故発生しているのです。
入浴の事故で死んでしまわないように、次のことを守りましょう!
1 こんな時はお風呂に入らないようにしよう!
・体調が悪い時はお風呂に入らない
・お酒を飲んだらお風呂に入らない
・食べてすぐにお風呂に入らない
(食べってから1時間以上経ってからお風呂に入りましょう)
・血圧降下剤、安定剤、睡眠薬を服用したらお風呂に入らない
・早朝にお風呂にはいらない
(早朝はシャワーだけにとどめましょう)
2 脱衣所・浴室の温度差に注意しよう!
・冬場は脱衣場に暖房を置いて、浴槽はふたを開けてシャワーで温めましょう
3 お風呂の温度は41度以下にしよう!
・熱いお湯は、血圧を上昇させてしまいます。
・高齢者は、熱さを感じにくくなるので、特に高齢者が入浴する時は注意しましょう
4 入浴後は十分な水分補給をしよう!
・入浴すると発汗や利尿作用が活発になるので、水分不足になりやすいので注意しましょう
5 入浴前はかけ湯をしよう!
・足、腰などからお湯をかけて体を慣らしましょう
6 家族に一言かけてからお風呂にはいろう!
家族は頻繁に声がけしよう!
・特に高齢者がお風呂に入るときは注意しましょう
・異常があった時に、早めに気づくことができます
7 浴槽のふたを目の前に置いて半身浴をしよう!
・もしもの時ふたによりかかることができます
・半身浴は心臓への負担を軽くすることができます
8あがる時はゆっくりあがろう!
・急に立ち上がると血圧が低下します
・たちくらみに注意しましょう
もしも入浴事故に遭遇したら
もし、自宅や温泉で家族や身近な人が浴槽で意識を失っていたら、あななたはどうしますか?
対処法
・顔を引き上げ、浴槽の栓を抜きます
1 風呂の栓をぬく
2 救急車を呼び人手を集めます
3 浴槽からひきあげる
・後ろから両脇に腕をかかえて、浴槽の外に出します。
4 仰向けに寝かせて、保温します
5 呼吸を確認します
胸腹部の動きを見て、普段どおりの呼吸があるか確認します
6 胸骨圧迫
・普段通りの呼吸がなければ心肺蘇生を行います
〇 胸の真ん中を重ねた両手で「強く、早く、絶え間なく」
1分間に少なくとも100回のリズムで5㎝以上圧迫します。
・胸骨圧迫を行うと飲んだ水は自然に口から出てきます
・口から水が出てきたら顔を横向きにします
7 人工呼吸
・胸骨圧迫を30回行った後、人工呼吸を行います
〇 鼻をつまみ顎を持ち上げます
約1秒間かけて息を吹き込みます
それを2回行います
※ 人工呼吸ができなければ、胸骨圧迫を続けます
8 救急車到着まで6、7を続けます
・胸骨圧迫30回、人工呼吸2回の組み合わせを絶え間なく続ける
※ 人工呼吸ができなければ、胸骨圧迫を続けます
※ 最近の心肺蘇生法では、人工呼吸は行わず胸骨圧迫のみを続けるように指導されることがあります。