夜泣きとは、生後2~3か月から1歳半ぐらいの赤ちゃんが、お腹が空いたわけでも、おしめが濡れているわけでもないのに、夜中に突然なきだすことです。
なぜ、赤ちゃんが夜泣きするのかは、実はわかっていないのです。
人間は、頭が起きていて体が寝ているレム睡眠と、
体は起きていて頭は寝ているノンレム睡眠を一晩のうちで何度も繰り返します。
赤ちゃんの場合は、そのシステムがまだうまく作動しないことが原因ではないかとか、
昼間に様々な刺激を受け、体験を脳に刻み込む最中に夢を見て泣くのではないか、
などと言われています。
赤ちゃんは不安や恐怖から泣いていると思われるので、安心させてやることが大切です。
抱っこして軽く揺らしながら声をかけましょう。
母乳やミルクでお腹がふくらむと寝付くこともあります。
温かいお茶や白湯を寝る前に用意しておくのもいいですよ。
昼間、外へ連れ出して適度に疲れさせるのもいいそうです。
しかし、刺激が強すぎたり、疲れすぎると逆効果なので注意しましょう。
どうしても泣きやまないときは、天候がよく寒くなければ車に乗せて深夜のドライブをするのも効果的で、心地よい車の揺れが赤ちゃんを眠りへと誘ってくれるそうです。
ただし周囲が明るすぎたり、騒音がひどい場所は避けましょう。
また、赤ちゃんが泣きやむ音というのもあります。
テレビ放送が終わったあとのザーザーという”砂嵐”の雑音を聞かせると赤ちゃんが泣きやむことがあるそうです。
胎内にいたときに聞いていて母親の心音に似ているので、安心するそうです。
しかし、赤ちゃんにも個性があるので、すべての赤ちゃんが”砂嵐”の音で泣きやむわけではありません。
ある赤ちゃんは、スーパーのレジ袋をこすり合わせる音で泣きやみ、掃除機やドライヤーの音で泣きやむ子もいるそうです。
いい音が見つかったら、携帯などに録音しておくといいですよ。
音で泣きやませるときのコツは、赤ちゃんが小さく泣いている時は小さい音を、大声で泣いている時は大きな音を聞かせることです。
実際の母体内の音をダウンロードできるサイトやCD、ぬいぐるみなどもあるそうです。