妊娠中に必要なカロリーは、通常必要な2000キロカロリーに、500キロカロリーをプラスした2500キロカロリーとされています。
ふたり分食べなくては、などと食べ過ぎると、妊娠中毒症や難産になるだけで、いいことはないそうです。
増える体重は、7~10㎏までに抑えましょう。
出産後に減る体重は、赤ちゃんの体重と胎盤などを合わせても4㎏しかないのですよ。
妊娠中に特に多く摂取する必要があるのは、カルシウムです。
通常600㎎で足りるものが、900㎎と1.5倍も必要になります。
鉄分も12mgから、20㎎必要になります
葉酸は通常の2倍の400mgを摂取する必要があります。
もちろん食事から摂るのが理想ですが、サプリメントを使うことも考えてみましょう。
飲み物は、コーヒーよりもビタミンCがある緑茶がお勧めです。
しかし、カフェインが鉄分の吸収を阻害するので、食後に1杯程度にしておいたほうが良いそうです。
また、大人には危険がなくても、胎児に悪影響を及ぼすとされている食品があります。
水銀濃度やダイオキシンの濃度が高い魚類です。
水銀は、中枢神経に異常を起こし、ダイオキシンは奇形やがんの原因となります。
水銀汚染の危険性が高いのは、
インドマグロ、本マグロ、メバチマグロ、メカジキ、金目ダイの順だそうです。
ダイオキシンの濃度は、
サバ、コハダ、ブリが多いそうです。
同じ魚でも、サケやカツオ、サンマなどの回遊魚は、あまり汚染物質が蓄積されず、比較的安心とのこと。
また、妊娠中に、薬や麻酔、レントゲンが心配だからといって、歯医者へ行かないで我慢している人がいますが、強い痛みは子宮収縮の原因となることがあるので、歯医者に妊娠中であることを告げて、早めに治療したほうがいいですよ。