富士山の地図を見ると、だいたい北半分が山梨県、南半分が静岡県に分かれています。
しかし、山頂付近では県境を示す線が途切れているのです
実は山頂付近の県境はあいまいで、どちらにも属していないのだそうです。
かつて県境をめぐって山梨県と静岡県の争いもあったのだそうですが、決着がつかなかったとのこと。
また、富士山8合目から上は、富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんだいたいしゃ)の境内になっているのです。
富士山本宮浅間大社の境内は、山麓の本宮(住所は静岡県富士宮市)と山頂の奥宮に分かれているのです。
結局、富士山の山頂付近は、山梨県でも静岡県でもない神社の境内なのです。
富士山って何メートルあるんだっけ?
1885年の公式記録では、富士山の高さは3778mです。
現在より2m高かったのだそうです。
1923年に起きた関東大地震の影響を確かめるために、1926年に再調査したところ、3776mになっていたのだそうです。
地殻変動や頂上部分の風化が原因といわれています。
1962年の国土地理院の測定では3773mでした。
1991年の測定結果は、3776.24mで、国土地理院は、現在も高さを3776mと好評しています。
1993年にある建設会社がGPSを使って測定した高さは、3774.9mだそうです。
測定施術の進歩により、富士山の高さが変わる日がくるかもしれませんね。