恋人たちが分かれるときによく言うのが、「価値観が合わない」ということ。
価値観が合うというのは「類似性」があるということ。
類似性とは、人と人が上手く付き合っていけるかどうかの、重要な決めてとなるそうです。
心理学でいう「類似性の法則」とは、「人は自分と似たものに好意もつ」ということだそうです。
同じ環境、同じ価値観をもっていると、それだけでお互いの心の距離がぐっと縮むのだそうです。
好きな人ができたら、自分との類似性を探しましょう。
似ている所はないか、同じような考え方をしていないか、出身地・出身校など、なんでもいいから、できるだけたくさん見つけましょう。
そして類似性をみつけたら、それをネタにして声をかけてみましょう。
「私も、それ好き!」とか「知りたい、教えてよ」などと、あなたの関心事に私も興味がありますとの意思表示が返ってきたらしめたものです。
辛い物が好きだとか、同じ映画が好きだとなれば、一気に話が盛り上がり、一緒にいることが楽しくなります。
まずは、声をかけなくちゃ。
他人がそれ以上近づくと不快になる心理的距離を、パーソナルスペース又はヒューマンスペースといいます。
これは、好きな人との間ほど小さくなり、相手が近くにいても気になりません。
一般に親密な家族や恋人の場合は、0~4cm。
友人などは、ふたりが手を伸ばせば届く程度の距離で、45~120㎝。
あらたまった場所や仕事での上司との距離は、120~360㎝で、これは、「社会距離」とも呼ばれています。
講演や公式の場では、360㎝以上で、これは、「公衆距離」と呼ばれています。
この距離には、個人差があり、男性と女性にも差があります。
一般的に女性より男性の方が距離は大きく、また、日本人は、外国人より距離が大きいといわれています。
男女の場合は、この距離を縮めれば縮めるほど親しくなることができます。
しかし、だたやみくもに近づいてはいけません。
不快感をもたれないように、自然に寄り添えるような夜道をふたりで歩くときや、比較的スペースが狭くなっている横からなどが、チャンスなのです。
誰に話しかけても嫌がられないような人は、このパーソナルスペースを無意識にうまく活用しているのだそうです。