中国では、プレゼントに置時計を贈ってはいけません。
置時計を贈る(送鐘)と「死に水をとる」(終鐘)という言葉の発音が似ているからだそうです。
傘も「散」の発音に似ているため縁起の悪いものとされているそうです。
日本でもガラスの器は、「壊れる」を連想させ、結婚祝いなどに送るのは不向きとされていますね。
その他にも、日本人と中国人の習慣にはいろいろな違いがあります。
日本人は、食事をご馳走になったら、次にあった時に「先日はご馳走様」でしたとお礼を言うのがマナーです。
しかし、中国人は、その場でお礼を言ったら、あとは言わないのが礼儀だと考えるのだそうです。
謝罪の場合も、日本人は、「ごめんなさい」や「すみません」などと言葉で礼を尽くしますが、中国人はめったなことでは謝らないそうです。
特に金銭がからむと、謝った側に補償の責任が発生すると考えるからだそうです。
中国人は英語圏の人と同じ発想なのだそう。
食事の席の習慣にも違いがあるそうです。
日本の乾杯は最初の1回だけですが、中国では食事中、何回も乾杯し、注がれた酒は一気に飲み干すのがマナーとか。
しかも、強い酒を一気飲みでグイグイあおっても、中国社会では泥酔することは許されないそうです。
また、手紙で、名前の下にアンダーラインを入れることや、苗字と名前を離して書くことは、中国では死者に行う習慣があるので縁起が悪いのだそうです。