肝臓のアルコール分解能力には個人差があります。
身体に一番いいのは、その能力を超えない範囲で飲むことです。
しかし、そうは言っても、お付き合いもあるし、そんなことばかり言っていられないこともありますよね。
そんな時は、どうしたらいいのでしょうか。
栄養ドリンクのコマーシャルでよく耳にするタウリンという物質が有効だそうです。
タウリンは、硫黄を含む「合流アミノ酸」の一種で、肝臓を過酸化脂質から保護してくれるのだそうです。
タウリンは、アルコールを分解するためにフル稼働している肝臓の働きを助けて、心臓の機能を高めるはたらきもあるとのこと。
さらには、目の老化を防ぐ、血圧を下げるなどの効果もあるそうです。
タウリンは、肝臓でも作られるのですが、アルコール分解で疲れた肝臓では、作るペースが落ちてしまうので、外から摂取した方が肝臓のためになるそうなので、アルコールを飲む前か、飲んでいるときに摂れば、翌日の目覚めも爽やかになります。
タウリンは、魚介、特に貝や軟体動物に多く含まれています。
おつまみにはスルメがいいそうです。
特にタウリンを多く含んでいるのは牡蠣です。
100gあたり1130㎎含まれています。
タコは830㎎で、
シジミが110㎎です。
シジミが二日酔いに良いときくけど、牡蠣の方が多いんですね。
タウリンは、500㎎以上で効果が期待できるし、過剰分は尿と一緒に排出されるので、多く摂っても問題ないのだそう。
しかし、タウリンを含む食品は、尿酸値を上げるプリン体も含んでいることが多いので、摂り過ぎには注意が必要なのだそうです。
サプリメントや栄養ドリンクの方がいいかもしれませんね。
また、タウリンは熱にも強く壊れないので、生牡蠣でなくても大丈夫だそうです。
タウリンは水溶性なので、煮たり焼いたりした場合は、その汁も一緒に摂った方がいいそうですよ。