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「神社」にはどういう意味があるの?

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「神社」は「神」と「社」という二つの文字から構成されています。

「神」はもちろん神社に祀られている神様のことで、

八百万の神々のことです。

「社」とは、「会社」「結社」などのように、

現在では「目的を共有する集団」と解釈されることが多いそうです。

 

もともとは、「土地の神を共有し、ともに祀る地域のグループ」という意味だそうです。

 

日本人は、この世のすべてに神が宿ると考えてきました。

大自然の神々を、自分たちが住んでいるエリアに呼び寄せ、

定着していただき、

安全で幸福な暮らしができるように見守っていただくためには、

神が鎮座する「場所」が必要なのです。

 

古代は、巨岩や山、海などをその「場所」と定めたのですが、

やがて人工的な祭壇がつくられていきました。

 

漢字が輸入された5~6世紀頃から、

祭壇などは「屋代(やしろ)」と呼ばれるようになり、

これに「社(やしろ)」という字が当てられるようになりました。

神様が住み、人が祀る場所として神社(かみやしろ)という名称が定着していったのです。

 

「場所」は、時代の移り変わりとともに音読みの神社(じんじゃ)と呼ばれるようになり、現代に至っているのです。

 

また、日本人は、八百万の神々だけでなく、

祖先の霊も崇め、

土地や地域の神として祀りの対象としてきました。

このような個人的な、集落ごとの共同体の神や霊の依るところというのが、

「神社」の起源でもあるのです。

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