雑学

ニコチン依存症とアルコール依存症、どっちが治りにくいの?

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ニコチン依存症の人は喫煙人口の約90パーセント、アルコール依存症は飲酒人口の約4パーセントといわれています。

最近は、禁煙になる場所がなくなってきて、肩身の狭い喫煙家なので、酒よりもタバコの方が怖いのではないかと思いますね。

確かにタバコも依存性があり人体にも害が多いのですが、依存が重度化した場合に危険なのは、アルコール依存症なのだそうです。

アルコール依存症は、麻薬中毒と同じ薬物依存症のひとつです。

そして、”決して治ることのない病”なのだそうです。

ニコチン依存症は、厚生労働省が「完治できる依存症」としており、禁煙に成功した人は、その後吸いたい衝動にかられることも少ないそうです。

禁煙した直後は、かなり苦しいですけどね。

しかし、断酒した人は、常に飲みたい誘惑と闘い続けている人が多いそうで、禁酒に成功したという人たちも、なにかの折りに少しでもアルコールを口にしてしまうと、たちまち元の木阿弥になってしまうことが多いそうです。

アルコール依存症になると、自分の意思でコントロールできなくなり、飲酒を繰り返し、アルコール性の脂肪肝になります。

そして、脂肪肝から肝硬変、肝臓がんになって死亡してしまうケースが多いのだそうです。

肝臓の病気は自覚症状がないため、気がついたときには、手遅れとなってしまうのです。

また、精神的には、ニコチン依存症にはない幻覚や幻聴が現れ、殺人事件などを引き起こしてしまうケースもあるのです。

アルコール依存症度チェック

次の6項目中、3項目以上当てはまる人は、アルコール依存症の可能性があります。

 ①最近、お酒の量が増えた。
 ②今日は飲まないようにしようと思っても、つい飲んでしまう。
 ③昼間から飲みはじめたり、深夜まで大量に酒を飲んでしまう。
 ④アルコールを飲まないと汗がでたり、手が震えたり、眠れなくなったりする。
 ⑤お酒が一番の楽しみ、お酒のほかに夢中になれる趣味などがない。
 ⑥体調不良の原因になるとわかっているのに、飲んでしまう。

 アルコール依存症は、③の場合だけじゃないので、気を付けてくださいね。

自分は大丈夫と言って、病院へ行かない人が多いそうです。

アルコール依存症は、診断も治療も難しい病気なので、自己判断で済ませないで、早めに病院へ行くようにしてくださいね。

もしも、アルコール依存症になってしまったら。

アルコール依存症の対策は禁酒しかありません。

しかし、自分ひとりの意思で酒を断つことは大変むずかしいので、必ず専門家に相談して断酒会を紹介してもらったり、抗酒剤を処方してもらったりするのが最善の方法だそうです。

抗酒剤とは、体を下戸の状態にするもので、酒を飲むと気持ちが悪くなり飲酒を制限できるのだそうです。

重症の場合は、入院するのも効果的です。

しかし、何と言ってもアルコール依存症にならないことが一番。

個人差もありますが、日本酒なら1日2合、ビールなら500mlの缶を2本以内などとルールを決めて、週2日は酒を飲まない休肝日を作るのがベストです。

アルコール依存症よりも依存性の弱いニコチン依存症ですが、どうして禁煙できないのでしょうか?

タバコの起源は、マヤ文明だといわれています。

火を神とあがめていた彼らは、タバコの煙を吸うことで神の力を体内に取り込めると考えていたようです。

16世紀にはヨーロッパに伝わり、当時流行していたペストの特効薬だと信じられ、爆発的に広まりました。

子どもにも吸わせることを、学校が推奨していたほどだそうです。

キリスト教は、タバコを異教徒の文化として、何度も禁止令を出したのですが、効果はなかったそうです。

イギリスのジェームズ1世も、タバコ税を40倍にまで引き上げましたが、喫煙の習慣をなくすことは出来なかったとのこと。

「15秒我慢」で禁煙に成功したのは、お笑いテレビ番組の大御所であるタモリさん。

以前は、かなりの愛煙家でしたが、見事禁煙に成功したのだそうです。

その方法とは、15秒我慢すること。

タバコを吸いたい欲求は、15秒でなくなるのだそうです。

手や口が寂しくなって、つい吸ってしまうのが禁煙失敗の大きな理由です。

読書や携帯ゲームなどで、手持ちぶさたな時間を解消するもの禁煙成功の秘訣だそうです。

それにしても、タバコを常に、旨いと思って吸っている人っているのでしょうか?

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