「犯罪白書」によると、泥棒被害が一番多い曜日は、火曜日だそうです。
人々の緊張が一番ゆるむからだそうです。
週初めの月曜日は、みんな気が引きしまっているので、泥棒にとっては不利なのだそうです。
火曜日の次に泥棒に入られやすいのは、金曜日とのこと。
これも、翌日が休みということで、緊張感がゆるんでしまうからだそうです。
泥棒に入られやすい時間帯は、人が留守にしがちなとき。
泥棒というと深夜にこっそり忍び込むというイメージですが、実際には午前8時~10時や、午後1時~5時といった会社員たちの勤務時間帯が多いのだそうです。
泥棒は、仕事をする前に、必ず下見をして、留守の時間帯や侵入する個所、死角、近所の様子をチェックしています。
泥棒に入られないためには、下見の段階で、「この家はやめよう」と思いとどまらせること。
犬がいると、それだけであきらめるケースがあるそうです。
泥棒が入りたくない家とは?
まずは、ドアの鍵。
泥棒は侵入に5分以上かかると7割あきらめるという統計がでているそうです。
複数の鍵をつけるなどして、5分以上侵入に耐えることができるようにしておくことが大切です。
さらに、近所一帯で、泥棒が入りにくい状態にしましょう。
泥棒は狙っている家の近所も下見をします。
泥棒にしてみれば、近所づき合いがよくて、見知らぬ人、つまり自分が目立つような地域では仕事はしたくないのです。
自分の顔を覚えられれば、逮捕につながってしまうからです。
下見の時に、「こんにちは」などとあいさつをされたり、声をかけられたりすると、顔を覚えられたと思い、それだけで仕事を放棄する場合があるそうです。
見知らぬ人にもあいさつをしておくといいかもしれませんね。
逆に、ゴミの収集日でもないのに、ゴミを出していたり、ゴミが散乱していたりするような、一見でモラルが低そうな地域の家は狙われやすいそうです。
そのような所は、近所付き合いが希薄で、隣に住んでいる人にも無関心であることが多いので、見知らぬ人の区別がつきにくいのです。
つまり、顔を覚えられる可能性が低くなるので、泥棒が狙うようになるのだそうです。
泥棒が最も怖れるのは「人の目」です。
日頃から近所づきあいを活発にして、連帯感を強くしておきましょう。