介護老人保健施設（老健）は、
在宅生活への復帰を目指して、
一時的に入所し、
医学的管理のもとでの介護と、
リハビリ専門職の指導で機能訓練や機能の維持を行う施設です。
医療の場と生活の場をつなぐ役割を果たしています。
介護老人保健施設とは
介護老人保健施設（老健）は、
在宅生活への復帰を目指す施設サービスです。
入所対象となる人は要介護１から５の認定を受け、
病状が安定期にある人になります。
医師の指示のもと、
看護職員、
理学療法士、
作業療法士などによる
維持期リハビリテーション、
栄養管理、
入浴などのサービスが提供されます。
そのため、
介護老人保健施設入所者は、
医療機関から直接入所される人が約割となっています。
人員基準では、
医療従事者が重点的に配置されることも特徴のひとつです。
在宅復帰が目的の施設のため、
入所期間は３か月～６ヶ月程度となり、
病院と自宅をつなぐ「中間施設」とも呼ばれています。
介護老人保健施設の経過
介護老人保健施設は、
病院と施設をつなぐ「中間施設」として、
老人医療法による施設として創設されました。
その後、
介護保険法の施行により、
介護保険法の施設に変わりました。
介護老人保健施設（老健）の特徴
介護老人保健施設（老健）の目的は、
在宅復帰・在宅療養支援と、
機能維持・改善のためのリハビリテーションを担うこと
です。
維持期リハビリテーションとは
急性期・回復期のリハビリテーションで獲得された機能や能力などの維持を目的に行われるリハビリテーションのことです。
在宅復帰・在宅療養支援とは
施設に属する理学療法士や作業療法士などのリハビリ専門職が、
退所した利用者の自宅を訪問し、
住宅改修や福祉用具のアドバイスやリハビリテーションを実施することです。