介護保険

訪問看護って医療保険なの?介護保険なの?

訪問看護とは、

訪問看護ステーションから看護職員(看護師やリハビリの専門職)が利用者の自宅を訪問し、

主治医の指示に基づいて療養上の世話や診療の補助、

リハビリテーションの手伝いを行うサービスです。

医療保険にも介護保険にもあるサービスなので、

どちらの保険を利用するようになるのかなと思ってしまいますね。

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65歳以上の高齢者の場合は

訪問看護は、

要介護認定者(要支援・要介護)を受けていれば、

原則として介護保険が優先されます。

ただし、

要介護認定を受けていても、

「(特定訪問介護に係る)厚生労働大臣が定める疾病等」に該当するときや、

特に重い病気や症状があるために主治医から「特別訪問看護指示書」が出されたときは、

医療保険が優先されます。

どちらの保険を利用するときも、

主治医の指示書が必要になりますので、

主治医やケアマネジャーに相談しましょう。

また、

二つの保険は併用できません。

医療保険になるのか介護保険になるのかというサービスは、

訪問看護だけではありません。

訪問リハビリテーションも

原則として介護保険が優先されますが、

退院後に医療機関から継続的に治療や回復目的でリハビリが必要と判断されたときは、

医療保険が適用されます。

また、

介護保険で訪問リハビリを利用している人が、

別の病名のリハビリが必要になったときは、

介護保険と医療保険が併用されることもあります。

訪問歯科の場合は、

診療・治療の医療行為は医療保険で行われ、

本人や家族が日常の口腔ケアの管理指導を受けるときは介護保険(居宅療養管理指導)が適用されるので、

両方の保険を併用します。

「訪問看護」が医療保険適用になる「厚生労働大臣が定める疾病等」

・末期の悪性腫瘍

・多発性硬化症

・重症筋無力症

・スモン

・筋萎縮性側索硬化症

・脊髄小脳変性症

・ハンチントン病

・進行性筋ジストロフィー症

・パーキンソン病関連疾患(進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、パーキンソン病(ホーエン・ヤールの重症度分類がステージ三以上であって生活機能障害度がⅡ度又はⅢ度のものに限る。)

・多系統萎縮症(線条体黒質変性症、オリーブ橋小脳萎縮症及びシャイ・ドレ―ガー症候群)

・プリオン病

・亜急性硬化性全脳炎

・ライソゾーム病

・副腎白質ジストロフィー

・脊髄性筋萎縮症

・球脊髄性筋萎縮症

・慢性炎症性脱髄性多発神経炎

・後天性免疫不全症候群

・頬髄損傷

・人工呼吸を使用している状態

 

 

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