大仏様とは、高さが1丈6尺(約4.8メートル)以上ある大きな仏像のことをいいます。
全国にはたくさんの大仏様がいらっしゃいますね。
中でも有名なのは、奈良の大仏様と、鎌倉の大仏様です。
大仏様の髪形はちょっと見ると、パンチパーマみたいですよね。
大仏様の髪型は、螺髪(らはつ)といって、髪の毛が右巻きの貝のように固まっている状態をあらわしているのです。
日本の仏教は、インドから中国を経由して伝わってきました。
その際、インドのマトゥラーというところで作られていた仏像が同時に伝わったのです。
マトゥラーの仏像は、インドの伝統的な芸術の影響を強く受けていて、髪の毛が渦巻き状に表現されていました。
それが中国で螺髪に変化し、日本の仏像に影響を与えたと考えられています。