付箋といえば、ちょっとしたメモを書いて貼っておいたり、用が済んだら簡単にはがすことができるものですね。
どうして、簡単に貼ったりはがしたりできるのでしょうか?
これは、接着力が弱いからなんですね。
アメリカの3M(スリーエム)という化学メーカーで、スペンサーという研究者が、強い接着剤の開発をしていました。
しかし、出来あがったのは、弱い接着剤。
同じ会社のアート・フライという研究者が、この弱い接着剤を使って本のしおりとして使うことを思いつきました。
現在のポスト・イットと呼ばれている商品ですね。
ポスト・イットが発明されるまで、付箋はなかったのかというと、そうではありません。
付箋とは、メモ書きを一時的に文書・書籍・封筒・机などに貼り付ける小さな紙のことで、
糊かセロハンテープで貼付していました。
ポスト・イットが発明されてからは、ポスト・イットそのものを付箋と呼ぶことが一般的になってしまっていますね。