明治の初め、ペット用に売り出したウサギが大人気になり、大儲けをした人がいたそうです。
これをきっかけに、ウサギの繁殖でお金儲けをしようとする人たちが続出しました。
そして、ウサギの値段がつりあがっていったのです。
白ウサギの毛を染めて高く売り出す詐欺師も現れたそうです。
こうした事態を好ましく思わなかった東京府は、1873(明治6)年、ウサギの飼育1羽あたり月1円(現在のお金で約2万円)という高額な税金をかけることにしました。
しかし、隠れて飼う人が多かったので、あまり効果はなかったそうです。
数年後に「ウサギバブル」は自然消滅したとのことです。
もっとも、日本にはいろいろな種類の野生のウサギが棲息しているそうです。
もっとも一般的なのが、ニホンノウサギ、キュウシュウノウサギ、トウホクノウサギ、サドノウサギなどです。
おもに住んでいる場所で分類されていて、草原や森林などで暮らしています。
ニホンノウサギは、北海道にはいません。
北海道にいるのは、エゾユキウサギ、エゾナキウサギの2種類です。
エゾナキウサギは、耳も体も小さくてウサギというよりもネズミのようです。
その名前のとおり、よく鳴くことで有名です。