「夜に爪を切ると親の死に目に会えない」といわれますね。
この「親の死に目に会えない」というのは、自分が親より早く死んでしまうことを意味しているのだそうです。
照明器具が不十分だった時代にハサミや小刀を使って爪を切るのは危険で、そのケガが原因で死ぬこともあったのだそうです。
そのため、このような言い伝えができたと考えられています。
現在では、そのような危険はないのですが、「夜爪(よづめ)」という響きが、短命という意味をもつ「世詰め(よづめ)」、お通夜を意味する「夜詰め(よづめ)」を連想させ、縁起が悪いとされています。