茶柱というのは、茶葉の茎のことです。
そもそも茎が急須の中をくぐりぬけて湯呑に入ることはまれで、しかもそれが立つとなると大変めずらしいことなのです。
そのため、よいことが起こる知らせだと考えられるようになったと言われています。
また、茶柱が立つのを見て、大黒柱が立つ=縁起かいいと連想したという説や、お茶を売り歩いていた商人が、茎を大きく混ざってしまうために人気のなかった二番茶の弱点を逆手にとって「茶柱が立つと縁起がいい」とふれ回ったところ、そればヒットして売れるようになったという説があります。