私たちの体は、糖をエネルギーに変換することで動いています。
体を動かして筋肉が糖を使うときに出るエネルギーの燃えカスが、乳酸です。
乳酸は疲労回復ふっしつでもありますが、たまりすぎると逆に疲労感につながります。
筋肉にたまった乳酸はミトコンドリアがエネルギーにかえてくれるのです。
乳酸は、血液に溶けてミトコンドリアの所まで運ばれていきます。
しかし、ミトコンドリアが分解しきれない乳酸は筋肉に残り続けるので、疲労感が抜けなくなってしまいます。
酢やかんきつ類・梅干しなどに多く含まれるクエン酸は、乳酸を糖に再生しエネルギーにしてくれます。
疲労回復を助けるクエン酸が、酢で補充できるので、疲労に酢が効くといわれているのです。
黒酢やもろみ酢は、アミノ酸を含んでいるので、運動前に摂ると効果抜群だそうです。
料理に使わなくても、水で薄めてハチミツなどを加えれば簡単にお酢ジュースをつくることができます。