雑学

桃太郎の物語は時代によって話が違うし、続編もあるって本当?

スポンサーリンク

桃太郎といえば、桃から生まれた桃太郎がイヌ、サル、キジの家来を引き連れて鬼ヶ島へ鬼退治に出かけるという定番の昔話です。

1887年には、教科書に載ったそうですが、日本が中国と戦争していた1933年にはその内容が少し変化していたそうです。

桃太郎は、兵士を従えて敵に立ち向かう大将のように書かれており、勝利して帰った桃太郎を迎えるおじいさんとおばあさんの手には日の丸の旗が。

まるで戦争から帰ってきた息子を迎えるような絵がつけられていたそうです。

また、鬼が島を敵軍に見立てた『桃太郎の海鷲』『桃太郎 海の新兵』が制作されたこともあるそうです。

また、昔話としての桃太郎も、私が子どもの頃は、鬼ヶ島へ鬼退治に出かけて、鬼から宝物を奪って、おじいさんとおばあさんいにあげましたという終わりでしたが。

お笑い漫才師のツービートのビートたけしが、桃太郎は泥棒じゃねぇか!とうネタのこともあって、現在では、宝物を盗られた人たちに返してあげましたというように変化してきています。

この桃太郎の物語は、室町時代にはすでに原型ができていたといわれています。

しかし、今のようなストーリーになったのは、1887年に教科書に採用されてからだということです。

それ以前は、川から流れてきた桃をおじいさんとおばあさんが食べたところ、二人が若返って、桃太郎が生まれたというストーリーもあるようです。

この桃太郎にはいくつかの続編があるのです。

その一つが1779年に書かれた「桃太郎元禄姿」です。

鬼が宝物を取り返すために娘を桃太郎の家に送り込むのですが、桃太郎を好きになってしまった娘は父と桃太郎の間で苦しみ、自らの命を絶ってしますのです。

また、苦い桃から生まれあ「苦桃太郎(にがももたろう)」が桃太郎を倒しに向かいますが、海に落ちてしまうという、小説家の尾崎紅葉(おざきこうよう)が書いた『鬼桃太郎』もあります。

スポンサーリンク

関連コンテンツ

-雑学
-, , , , ,