雑学

銀行の窓口はなぜ午後3時で閉まるの?

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銀行は午後3時に閉まってしまいますね。

午後3時に仕事が終わるなんて羨ましいと思っている人も多いのでは?

実は、人口は午後3時に窓口が閉まってからが忙しいのです。

お金の「締上げ」という作業が行われます。

これは、一日のうちに扱った伝票をまとめて計算し、銀行にある実際のお金と突き合わせる作業のことです。

銀行ではお金が一円でも合わないと帰れないと良く聞きますね。

これはある意味では事実で、伝票上のお金と実際のお金が一致しないと、

原因究明が完了するまで帰れないそうです。

私は学生時代、ビルの床の掃除のアルバイトをしていました。

銀行の床掃除のアルバイトもあって、銀行の窓口の床の清掃を始めることができるのは、いつも午後7時すぎでした。

それまでは、他の部屋の会議室などを清掃して、銀行の業務が終わるのを待っているのです。

この締上げ処理の他にも、現金輸送の準備、小切手や手形の処理と輸送などの業務があるので、午後3時に窓口を締める必要があるのです。

 

このような業務上の理由とは別に、法律に基づいている理由もあります。

「銀行法施行規則」では、銀行の営業時間を午前9時から午後3時までと規定しているのです。

この規則には、営業の都合で時間を延長することができるという項目もあるのですが、多くの銀行で必要最小限の営業時間にしています。

 

ちなみに、郵便局の預貯金等の窓口時間は、午後4時までです。

 

外国ではどうかというと、

アメリカやカナダでは、日本と同じく午後9時から午後3時までが多いようです。

イギリスやフランスは午後4時半、

オーストラリアは午後4時、

中国の北京は午後5時まで開いているようです。

 

しかし、日本でも最近は機械化が進んでいることもあり、締上げ処理に必要な時間が短縮される傾向にあるため、

午後4時や午後5時まで営業している銀行もあります。

また、首都圏の店舗に限って午後7時まで営業している場合などもありますね。

 

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