ビールには、ラガービールとドラフトビールというものがあります。
普通のビールをラガービール、生ビールをドラフトビールと呼ぶと思っていましたが、違うようですね。
もともとラガーとは「貯蔵する」という意味です。
ビールは一次発酵させたあと、熟成期間を置いて二次発酵させます。
ビールの糖分をアルコールに変えて、炭酸ガスを十分に含ませるのです。
この二次発酵をしていればラガービールになるので、これを熱処理しようが生で売ろうが、ラガービールに変わりはないのだそうです。
ドラフトというのは「引っ張り出す」という意味で、樽から注ぎ出すビールのことです。
ヨーロッパでは、熱処理をした樽詰めのビールのことをドラフトビールと呼んでいるそうです。
なので、本来の意味からすると、ビンや缶に詰めたビールはドラフトビールではないのです。
しかし、今では缶ビールの商品にも「ドラフト」と使われていて、あいまいになってきているのだそうです。
ところで、ビールは本当に高カロリーなのでしょうか?
「ビール腹」というように、ビールはとても太りやすい飲み物というイメージがありますね。
しかし、太りやすいとされている原因は、食欲増進効果があって、つまみをモリモリ食べてしますことにあるのだそうです。
一般のビール100mlの中のエネルギー量は、37キロカロリーです。
633ml入りの大びん1本では、234キロカロリーです。
これは、250gのうどん一玉弱のカロリーに当たります。
350ml入りの缶ビールなら、一般のビールで129キロカロリー、生ビールで175キロカロリーです。
また、中ジョッキで、生ビール164キロカロリー、黒ビール160キロカロリーです。
ご飯一膳が160キロカロリー、食パン6枚切り1枚が156キロカロリーなので、ビールのカロリーは、そんなに高くはないのです。