中世のドイツでは、降誕祭のころに行われた「アダムとイブの知識の木」という舞台劇で、冬は葉のないリンゴの木の代わりにモミの木を使い、知識の木の実のりんごを飾ったことから、クリスマスにリンゴの飾りをつけたモミの木をかざるようになったと言われています。
アダムとイブの日
聖人の日では、「アダムとイブの日」は、12月24日だそうです。
クリスマスツリーの大きな星
クリスマスツリーの一番上に、大きな星を飾りますね。
この星は、トップスターと呼ばれ、東方にいた賢者をキリストが生まれたベツレヘムへ導いたといわれている星を表しているのだそうです。
クリスマスツリーの飾り
そのほかにもクリスマスツリーにはいろいろなものが飾られていますね。
クリスマスベルは、救世主であるキリストの誕生を知らせるための喜びのベルだそうです。
柊(ヒイラギ)は、キリストの十字架刑をあわわしています。
柊の葉の棘のような部分は、キリストの受難のシンボルであるいばらの冠をあらわし、赤い実は、キリストが流した血で、緑の葉は、永遠の生命をあらわしているのだそうです。
キリストは、すべての人の罪の身代わりとなって、いばらの冠をかぶせられて、十字架にはりつけにされましたからね。
キャンディケイン
赤白のストライブの杖形のキャンディであるキャンディケイン。
キャンディケインはもともとは、15世紀初期にフランスの僧侶が初めて作ったのですが、当時は白の単色で先もまがっていなかったそうです。
杖型になったのは1670年にドイツのケルン大聖堂の聖歌隊体調が羊飼いの杖の形にして子供たちに配ったからという説があります。
キリスト教では、人は羊で、神は善き羊飼いとたとえられています。
キャンディケインは、羊飼いである神が、羊である人を導くために使う杖を表しているのだそうです。
白は清心をあわらし、赤は十字架で流した血をあらわしているのだそうです。
ろうそくやイルミネーションと松ぼっくり
ろうそくは、星に輝くたくさんの星だそうです。
最近は、イルミネーションであらわしていますけどね。
また、松ぼっくりか飾られてる場合がります。
松ぼっくりは、モミの実の代わりです。
キリストの母であるマリアと婚約者ヨセフが逃げている時に、
大きなモミの木が、こちらにとモミの実のついた葉で覆い隠してくれたので、
助かることができ、無事にキリストが誕生したのです。
勇者のモミということで、モミの実を飾るようになったのです。
クリスマスツリーの綿
綿はもちろん雪ですね。
この雪に対するいわれは、無いようです。
外国のクリスマスツリーにもあったかな?
クリスマスツリーの飾りつけにはもひとつひとつ意味があるんですね。
まとめ
・中世のドイツでは、降誕祭のころに行われた「アダムとイブの知識の木」という舞台劇で、リンゴの木の代わりにモミの木が使われた
・クリスマスツリーの大きな星は、東方にいた賢者をキリストが生まれたベツレヘムへ導いたといわれている星
・柊(ヒイラギ)は、キリストの十字架刑
・赤い実は、キリストが流した血
・緑の葉は、永遠の生命
・キャンディケインは、羊飼いである神が、羊である人を導くために使う杖
・ろうそくやイルミネーションは、星
・松ぼっくりは、モミの実の代わり
我が家では子どもが大きくなって、クリスマスツリーを飾ることもなくなってしまいました。
日本人のクリスマスツリーは子どものためのものみたいですね。
家の物置には、大小のクリスマスツリーが眠ったままです。
将来の孫の為に残しておいた方がいいよね。