江戸時代に刊行された国語辞典『倭訓栞(わくんのしおり)』には、「音のすずしきより名来るべし」と、その命名の由来が記されている。
さらに、魔除けの霊力に満ちた音であり、神はこの響きをことさらに好むと解説されています。
鈴の音は、神様を心穏やかにするパワーを持っているのです。
鈴の音色によって神様をお呼びし、災厄を祓います。
つまり、清涼さを感じさせる鈴の響きには、悪を祓い、魔を滅する力があるとされているのです。
したがって、参拝前には、なるべく高らかに鈴を鳴り響かせましょう。
巫女が神楽を舞うときにも鈴が振り鳴らされますが、これも清めるためです。