準備するもの
・五供:線香、灯燭(とうしょく)、水、御食(食べ物)、花
・お墓を清める天然水(お墓一基に対して2リットル)
・新品の白いタオル
・ワンカップ酒(ラベルをはがしておく)
お参りの仕方
①霊園の敷地内と自分の家の墓地に入るときにそれぞれ一度ずつ合掌する
お墓参りの前、霊園の敷地内に入るときに一度合掌します。
自分の家の墓地区画に入る時にも一度合掌します。
②お墓本体の清掃をする
まず、お墓をきれいに清めます。
墓石本体のほか、墓誌、墓地の入口や外柵などの汚れを取りましょう。
墓石は素手できれいにしてください。
③ワンカップ酒の1/3を使って自分の両手を清める
お墓の清掃が終わったら、自分の手を清めます。
水で汚れを流したあとに、持参したワンカップの酒を1/3ほどを両手にかけ流します。
④ワンカップ酒の1/3をお墓の敷地内に流す
ワンカップ酒の1/3をお墓の敷地内に流します。
流す場所は、入口付近を避ければどこでもOKです。
⑤天然水を墓石の頭からかける
持参した天然水を墓石の頭のほうからかけ流します。
墓石という故人の体をシャワーで清めるように、2リットル分たっぷり流します。
⑥白いタオルで墓石の水気を拭き取ります
天然水で流し終えたら、白いタオルで墓石の水気を拭き取ります。
墓石という故人の体をきれいなタオルで、優しく拭いてあげましょう。
⑦花、水、御食などの供物を供える
水、御食、花を墓前に供えます。
御食や花の種類にタブーはありません。
タバコもOKです。
故人の好きだったものをお供えします。
⑧灯燭(とうしょく)又はロウソクに火をつける
お供え物がすべて終わったら、灯燭に火をつけます。
お墓に灯燭がない場合は、ロウソクを持参して、それに点火します。
⑨灯燭またはロウソクの火で灯した線香をあげる
⑧で灯した火で線香をあげます。
マッチやライターで線香に直接火をつけてはいけません。
灯燭またはロウソクに火をつけて、そこから線香を灯すのが大切なのです。
⑩墓前で合掌して故人やご先祖さまに語りかける
線香をあげて合掌し、ご先祖さまに語りかけます。
いつも見守ってくださっていることへの感謝の気持ちや、
近況報告、お願い事などを伝えましょう。
⑪線香の火が消えてから供物をその場で食べる
線香の火が消えてから、墓前で供物の御食をいただきます。
一般の線香は、火をつけてから燃え尽きるまで約15分です。
持ち帰るよりも、その場で食べたほうが故人も喜びます。
⑫帰り際、墓地と霊園を出るときに一度ずつ合掌する
来たときと同様に、
自分の家の墓地区画の前で一度合掌します。
霊園の敷地前で一度合掌します。
霊を除ける方法
①霊園の敷地を出るときに、出口の手前で線香2本に火をつける
②両手に線香を1本ずつ持ち、右足から出口を出る
③霊園の出口の右側に線香を並べて置く
(線香の火が燃え移らないように、乾燥した草木の近くを避けて石や砂利の上に置くようにしましょう。)
お墓に行くと、無関係の霊がついてしまうことがあります。
これを避けるために、上記のように”プチ除霊”をします。
お墓参りをした家族全員が行います。
⑬お酒の残りは持ち帰って帰宅後すぐに台所に流す
お墓に持参したワンカップ酒の残り1/3は、自宅へ持ち帰って、帰宅後すぐに台所に流します。
以上でお墓参りが終了です。
(「神様に愛される本当に願いが叶うお参り」(陰陽師 橋本京明著)より)