雑学

サボテンには、どうしてトゲがあるの?

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砂漠といえば、サボテンというイメージですね。

砂漠は、世界のあちこちに存在しますが、サボテンは、アメリカ大陸にしか分布していないので、アメリカ大陸以外の砂漠でいくら探しても見つけるとこはできないのです。

サボテンは、砂漠という厳しい環境で生きていくため、ほかの植物には見られない特徴がたくさんあります。

高さが10メートルにもなるオオハシラサボテンの幹に刻まれたひだは、強い日差しを避けるのに役立っているのです。

縦に走るひだのおかげで、日光が真上から差さない限り、体表面のかなりの部分が日陰になるのです。

また、多くのサボテンが球状をしていますが、これは、常に体の半分をに日陰にするためなのです。

サボテンに葉がなく、表面がロウのほうな熱きクチクラ(膜)で覆われているのは、体の水分を蒸発させないためです。

サボテンのトゲは葉が変形したものです。

どうして葉がトゲのようになってしまったかというと、動物に食べられるのを防ぐためおいう防御の目的もあるのですが、それだけではないのです。

試しにトゲを全部とってしまうと、体表面の温度が10度も上がってしますそうです。

トゲは強い日差しを散乱させる冷却装置でもあるのです。

また、トゲには空気中から水分を得るという役割もあります。

静電気に帯電した空気中の水分が、鋭く尖ったトゲの先端に電気的に吸着されるとのこと。

この働きで、サボテンは朝夕に霧が発生するところなら、雨が全くふらなくても生きていけるのだそうです。

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