その昔、お釈迦様の弟子に主周利槃特（しゅりはんどく）という人物がいて、この人がどうしても自分の名前を覚えることができなかったそうです。
そのため、「名荷（みょうが）」（名札のこと）を首にかけさせたところ、それすらも忘れてしまったという話が残っています。
そこから、読み方が同じ２つをかけて、「茗荷（みょうが）」を食べると物忘れをするという俗説が生まれたのだそうです。
もちろん、ミョウガには、物覚えが悪くなるような成分は含まれていません。
それどころか、最近になって、ミョウガの香り成分には集中力を高める効果があることも判明しているのだそうです。